ツヴァイゲルト
Zweigelt
北海道の赤を切り拓いたオーストリア品種
ツヴァイゲルトは、オーストリア生まれの黒ぶどう品種。寒さに強く、北海道の赤ワインを長く支えてきた立役者です。
オーストリアで1922年に交配された品種で、同国では最も広く栽培される黒ぶどうです。チェリーを思わせるジューシーな果実味と穏やかなタンニン、冷涼地ならではの美しい酸が持ち味で、気軽に楽しめる赤からしっかりした樽熟成タイプまで造られます。
日本では耐寒性を買われて北海道に導入され、ピノ・ノワール人気が高まる以前から「北海道の赤」を担ってきました。いまも余市や空知の畑で存在感を放ち、ジンギスカンなど北海道の食文化との相性の良さも地元で愛される理由です。
ツヴァイゲルトの香り・味わい
チェリーやベリーのジューシーな果実味、すみれの香り、穏やかなタンニン。冷涼地らしい澄んだ酸が全体を軽やかにまとめます。14〜16℃で気軽に開けられる、食卓の頼れる赤です。
栽培と日本の気候
寒さに強く早熟で実りも良い、冷涼地のために生まれたような品種です。房を絞って凝縮感を高めた樽熟成タイプは、この品種の評価を一段引き上げています。
ツヴァイゲルトの歴史
1922年、オーストリアのツヴァイゲルト博士がザンクト・ラウレント×ブラウフレンキッシュから交配し、いまや同国最大の黒ぶどうに。日本には昭和後期に北海道へ導入され、ピノ・ノワール人気に先立って「北海道の赤」を支えてきました。
産地によるスタイルの違い
- 北海道
- 余市・空知から十勝まで広く栽培。軽快タイプから樽熟成の本格派まで
よくある質問
ツヴァイゲルトはどんな味の赤ワインになりますか?
チェリー系のジューシーな果実味と穏やかな渋み、冷涼地らしい爽やかな酸が特徴です。軽快なタイプから樽熟成の本格派まで幅があります。
なぜ北海道でツヴァイゲルトが多いのですか?
寒さに強く、冷涼な気候でも安定して熟すためです。ピノ・ノワール以前から北海道の赤ワインを支えてきた品種です。
ツヴァイゲルトに合う料理は?
ジンギスカン・ソーセージ・トマト料理など、気取らない肉料理と好相性です。地元・北海道の食文化と一緒に育ってきた組み合わせです。
「ツヴァイゲルトレーベ」と表記されることがあるのはなぜ?
同じ品種の別表記です。「レーベ(Rebe)」はドイツ語で「ぶどうの木」を意味し、日本のラベルでは両方の表記が使われています。