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ヤマ・ソービニオン(Yama Sauvignon)のイラスト

ヤマ・ソービニオン

Yama Sauvignon

黒ぶどう日本生まれの交配品種

山ぶどうの野生味×カベルネの骨格

ヤマ・ソービニオンは、日本の野生種ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンを掛け合わせた、野性味あふれる日本生まれの黒ぶどうです。

山梨大学が育成した品種で、日本の山に自生するヤマブドウの強靭さ(耐病性・耐寒性)と、カベルネ・ソーヴィニヨンのワイン適性を兼ね備えます。色は濃く、酸は鮮烈。ひと口で「野生の血」を感じる個性は、他の品種では代わりが利きません。

寒冷地や多雨地でも育てやすいことから、岩手・山形など東北や中国地方の一部で栽培されています。ジビエや鹿肉など野趣のある料理との相性は抜群で、「山のワイン」として日本ワインの多様性を体現する存在です。

ヤマ・ソービニオンの香り・味わい

色は黒に近いほど濃く、野イチゴや山の果実、黒胡椒を思わせる香り。口に含むとヤマブドウ譲りの鮮烈な酸が走り、そのあとをカベルネ由来の骨格が支える、他のどの品種とも違う飲み心地です。

渋みは見た目の濃さほど強くありません。若いうちの快活な酸を楽しむのも良し、数年寝かせて角が取れるのを待つのも良し。ジビエや燻製、味の強い山の料理を正面から受け止めます。

栽培と日本の気候

ヤマブドウの血により寒さと病気にめっぽう強く、雨の多い年でも房が傷みにくいのが強みです。防除の負担が小さいため、寒冷地や中山間地の小さな造り手にとって頼れる選択肢になっています。

ヤマ・ソービニオンの歴史

1990年に山梨大学が品種登録した交配品種です。日本の山に自生するヤマブドウと、世界の赤の王者カベルネ・ソーヴィニヨンを掛け合わせ、「日本の風土で無理なく育つ本格赤ワイン品種」という長年の課題に応えました。

産地によるスタイルの違い

岩手
冷涼な気候で酸が美しく映える、代表的な産地のひとつ
山形
個性派の造り手が果実味と野性味のバランスを追求
島根
中国山地の畑で独自のスタイルを確立

よくある質問

ヤマ・ソービニオンはどんな味ですか?

ヤマブドウ譲りの鮮烈な酸と濃い色、カベルネ譲りの骨格を持つ野性味あふれる赤です。ジビエなど力強い料理と好相性です。

ヤマブドウのワインとは違うのですか?

ヤマブドウ100%のワインとは別物です。ヤマ・ソービニオンは交配によりワイン適性を高めた品種で、野生味と飲みやすさのバランスが取れています。

酸っぱいワインになりませんか?

酸は確かに豊かですが、果実味と骨格が伴うため一本調子にはなりません。よく熟した年や樽熟成では酸が味わいの芯として活きてきます。

熟成させるとどうなりますか?

数年の熟成で鮮烈な酸が落ち着き、山の果実の香りに複雑さが加わります。若飲みとはまた違う魅力が出る品種です。

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