コンコード
Concord
塩尻で愛され続ける、素朴な甘さ
コンコードは、グレープジュースでおなじみの香りをそのまま楽しめる、アメリカ生まれの生食兼用品種です。
19世紀半ばにアメリカ・マサチューセッツ州コンコードで見出されたラブルスカ系品種で、ぶどうジュースやジャムの香りとして世界中に刷り込まれた「あの香り」の正体です。ワインにすると、飾らない甘やかな果実味の、肩の力が抜けた一本になります。
日本では長野・塩尻の桔梗ヶ原周辺で長く栽培され、地元の食卓を支える甘口〜やや甘口の赤として今も現役です。世界的な評価軸とは別の場所で、「地域に根づいたワイン文化」を体現している品種であり、メルローの銘醸地・桔梗ヶ原の歴史はコンコードなしには語れません。
コンコードの香り・味わい
グレープジュースの香りそのもの、と言えばこの品種の説明はほぼ終わりです。ラブルスカ系の甘やかな香りと素直な果実味で、ワインの敷居をすっと下げてくれます。地元・信州では冬にホットワインとして楽しむ文化も根づいています。
栽培と日本の気候
きわめて強健で寒さにも病気にも強く、手がかからない品種の代表格。ジュース・生食・ワインと多用途に使われ、桔梗ヶ原の畑を長く支えてきました。
コンコードの歴史
1849年、アメリカ・マサチューセッツ州コンコードで選抜された品種で、日本には明治期に導入。長野・塩尻ではジュース産業とともに栽培が広がり、メルロー銘醸地となった桔梗ヶ原の歴史は、実はコンコードが耕してきた土台の上にあります。
産地によるスタイルの違い
- 長野
- 塩尻・桔梗ヶ原周辺がほぼ唯一の産地。甘口・ホットワインの地元文化とともに
よくある質問
コンコードのワインは甘口ですか?
甘口〜やや甘口が中心です。グレープジュースを思わせる親しみやすい香りで、ワイン初心者や食前酒にも向きます。
コンコードはどこで造られていますか?
日本では長野・塩尻の桔梗ヶ原周辺が代表的な産地で、地元で長く愛されてきた品種です。
ホットワインに合うと聞きましたが?
合います。信州では甘口のコンコードを温めて飲む文化が根づいており、冬の定番として親しまれています。
グレープジュースと同じぶどうですか?
同じ品種です。世界のぶどうジュースの多くがコンコードから造られており、あの「ぶどうの香り」はこの品種の香りです。