ピノ・グリ
Pinot Gris
ピノ・ノワールの色変わり、厚みのある白
ピノ・グリは、ピノ・ノワールの果皮の色が変異して生まれた、グレー(グリ)がかった果皮を持つ白ワイン用品種です。
フランス・アルザス地方やイタリア(ピノ・グリージョ)で知られ、洋梨や熟した桃を思わせる香りと、白ワインとしては豊かなボディが持ち味です。果皮にほんのり色があるため、造り方によっては淡いピンクがかった色調や、果皮由来の複雑味が出るのも面白いところです。
日本では、同じピノ系のピノ・ノワールとともに北海道で栽培が広がっています。冷涼地でゆっくり熟したピノ・グリは、酸と厚みのバランスが良く、余市や空知の造り手による個性的な一本も増えてきました。オレンジワイン(果皮ごと醸すスタイル)の原料としても注目されています。
ピノ・グリの香り・味わい
洋梨や白桃、蜂蜜を思わせる香りと、白ワインとしては豊かなボディ。酸は穏やかで、ほのかな苦味が全体を引き締めます。果皮にうっすら色があるため、造りによっては淡いサーモンピンクの色調や、オレンジワイン仕立ての複雑味も楽しめます。
栽培と日本の気候
ピノ系らしく早熟で冷涼地向き。果皮の色づきに個体差が出やすい品種ですが、それがかえって造りの多様性につながっています。北海道の気候でゆっくり熟すと、酸と厚みの均衡が見事に決まります。
ピノ・グリの歴史
ピノ・ノワールの果皮色が変異して生まれた品種で、フランス・アルザス地方とイタリア(ピノ・グリージョ)で名を馳せました。日本では2010年代以降、北海道を中心に栽培が拡大しています。
産地によるスタイルの違い
- 北海道
- 余市・空知が中心。ピノ・ノワールの畑と並んで植えられることも多い
よくある質問
ピノ・グリとピノ・グリージョは同じ品種ですか?
同じ品種です。フランスでは「ピノ・グリ」、イタリアでは「ピノ・グリージョ」と呼ばれ、産地によりスタイルが異なります。
日本のピノ・グリはどこで造られていますか?
冷涼な北海道が中心です。余市や空知など、ピノ・ノワールの産地と重なるエリアで栽培が増えています。
白ワインなのに色がピンクがかっているのはなぜ?
ピノ・グリの果皮には薄い色素があるためです。果皮との接触時間によって、淡い黄金色からサーモンピンク、オレンジ色まで色調が変わります。
ピノ・グリに合う料理は?
ボディに厚みがあるため、鶏や豚のロースト、きのこ料理など、白身の肉や旨味の強い料理と好相性です。