デラウェア
Delaware
親しみある小粒ぶどうが、辛口やオレンジに化ける
デラウェアは、生食でもおなじみの小粒ぶどう。山形・大阪などで親しみやすいワインになります。
種なしぶどうとして食卓でもおなじみのデラウェアは、日本ワインの世界でも長い歴史を持つ品種。軽やかで飲みやすい辛口から、フレッシュな甘口、近年人気の“デラの微発泡”(ペティアン)まで、肩肘張らずに楽しめるワインになります。
主産地は山形や大阪(柏原)など。早摘みでキリッと仕上げたものは食中酒に、香りを生かした甘口はデザートにと、幅広いシーンで活躍。日本ワイン入門にもうってつけの品種です。
- 生食でもおなじみの親しみやすい品種
- 辛口〜微発泡まで気軽に楽しめる
- 山形・大阪が主産地
デラウェアの香り・味わい
生食でおなじみの素直で親しみやすい果実味が持ち味。辛口に仕込むとキレの良い食中酒に、果皮ごと醸すオレンジタイプでは香ばしい奥行きが生まれます。山形では爽やかなスパークリングの原料としても大活躍しています。
よく冷やして気軽に開けられる「日常の白」が本領。餃子や中華、お惣菜と合わせる楽しさは、この品種ならではです。
栽培と日本の気候
早熟で小粒、日本の気候での栽培ノウハウが生食用として全国に蓄積されてきました。ワイン用には種ありのまま完熟させるなど、生食用とは違う畑仕事で味わいの密度を高めています。
デラウェアの歴史
19世紀半ばにアメリカ・オハイオ州デラウェアの町で広まった品種で、日本には明治期に導入。長らく生食用ぶどうとして親しまれてきましたが、近年は辛口・スパークリング・オレンジと、ワイン用としての再評価が一気に進みました。
日本での栽培状況
ワインターミナル掲載のワイナリーのうち、54軒がデラウェアを手がけています。
産地によるスタイルの違い
- 山形
- 置賜・南陽周辺が一大産地。辛口やスパークリングの良作が揃う
- 大阪
- 柏原など都市近郊ワイナリーの伝統品種として現役
- 島根
- 出雲エリアで柔らかな酒質のデラウェアに出会える
よくある質問
デラウェアのワインは甘いのですか?
生食のイメージから甘口を想像されがちですが、現在は辛口が主流です。キレの良い食中酒からオレンジワインまでスタイルは多彩です。
デラウェアはオレンジワインに向いていますか?
向いています。小粒で果皮の比率が高く、果皮ごと醸すことで香ばしさと奥行きが出るため、日本のオレンジワインの代表的な原料のひとつです。
種なしの生食用デラウェアと同じぶどうですか?
品種は同じです。生食用は種なし処理をしますが、ワイン用は種ありのまま完熟させて仕込むことが多く、味わいの密度が変わります。
デラウェアのワインはどんな料理に合いますか?
餃子・焼き鳥(塩)・中華・お惣菜など、気取らない日常の食卓と好相性です。スパークリングは前菜や乾杯にも活躍します。